ゴミ屋敷
2023.011.13
鬱病でセルフネグレクト状態の息子が住むローン残債ありのゴミ屋敷を売却したい
埼玉県朝霞市にお住まいのB様のお父様(70代)より「息子が住んでいる中古マンションがゴミ屋敷になり、急いで売却したい」とご相談いただきました。お父様が東京に滞在している2週間ほどの間に身辺整理をさせたいということでした。ローン残債ありの物件でしたが、当社によって無事買取となった経緯をご紹介します。
ご相談内容
住宅ローン残債を確認
埼玉県朝霞市のB様(独身40代)はシステムエンジニアとして在宅で勤務していました。コロナ禍で外出が減る中、人との関わりが減りつつ業務負荷が増大したことにより鬱病を発症。自分ではそれと気がつかないまま、自宅で仕事と生活を続けていましたが、いつしか自宅はゴミ屋敷となりB様も身なりや清潔感を気にしなくなるセルフネグレクト状態に。連絡した時の様子がおかしいことを心配したお父様が、実家から訪問したところ状況が発覚したそうです。
部屋の中は1年分のゴミが溜まり、生ごみに害虫も出ている状態。バスルームにもゴミが置いてあり、入浴しづらい状態でした。このマンションはB様が8年前に購入した中古物件でまだ住宅ローンも残っていましたが、お父様としては一旦物件を売却して実家の岩手に帰らせたいということで当社にご相談いただきました。
ご提案および対応
住宅ローン残債を確認
1500万円で購入した中古マンションに対して15年の住宅ローンを組んでおり、残債は残り7年で約500万円でした。買取額でローンを完済できる可能性は高いが、実際に物件の状況を見てみないと正確に解答ができない旨をお電話で伝え、翌日現地に伺うことになりました。
現地でゴミ屋敷の状況を確認
室内の状況を確認したところ、まだゴミ屋敷になり1年程度ということもあり、買取にあたって致命的な欠損は見受けられず大幅なリフォーム等は不要でした。ゴミを除去しハウスクリーニングをかければ買い手は見つかると判断し、当社が買取りできると伝えました。買取金額からゴミ撤去費用、ハウスクリーニング費用の見積額を差し引いた金額がローン残債より大きくなったため、黒字売却になることも伝えました。B様のお父様はもう2社に見積もりを取っているので明日まで返事を待ってほしいとのことで、一旦ご検討をお待ちすることになりました。
当社で成約し翌週に引き渡し
現地調査の翌日ご連絡をいただき、当社に売却するとお返事いただきました。すぐに売買契約を締結に現地に伺い、さらにその場でゴミ屋敷清掃業者を手配し週明け月曜日に清掃が完了することが決定。清掃完了後すぐに引き渡しを行うため、B様とお父様はこの打ち合わせ後、銀行に住宅ローン返済の申し込みに向かわれました。無事予定通り清掃が完了し物件を当社に引き渡し、B様は無事買取金額からローン残債を完済されました。
お客様の声
Bの父です。様子を見にきてこれはまずいと思い、とにかく一度実家に帰らせようとなりました。ただ、私も70代で岩手から何度も出てこれるわけではないので、滞在中に身の回りのことをきれいにさせたいと思い、ゴミ屋敷の清掃と物件の売却をまとめてお願いできる会社を探しました。何社かに見積もりを取った結果、なんでも不動産買取が売却金額が高かったのと説明がわかりやすかったので売却を決めました。職場も休職することにしたため、住宅ローンが残っていると経済的負担になってしまいますが、完済したので落ち着いて心身の回復に専念させられます。
担当者のコメント
売却額で住宅ローンを完済できるかとどれくらいのスピード感でできるかを気にしておられました。完済自体には問題がないと現地調査で分かったため、あとは当社ができる最速での手続きを提示したところお喜びいただけました。是非B様にはご実家で心身を休めていただいた上で、またご活躍されることを願っております。