なんでも不動産買取

病院にて打ち合わせ後、現場にスタッフが直行

K様としては辛い記憶のある自宅には退院後も戻りたくないということで、入院中に都内に転居の手続きを済ませ、自宅も売却したいというご意志でした。ただ、ゴミ屋敷かした自宅の売却が本当にできるのか危惧されていました。K様には、現地確認のあと、ごみの除去とハウスクリーニングが完了すれば売却は可能であることを説明し、この後すぐに現地確認に行くことをご提案しました。現地確認には当社スタッフだけで行くことを了承いただきました。

10人がかりで1日仕事になる規模のゴミの量

現地確認したところ、コンビニ食品の空きケースやペットボトル、缶を中心にリビング、和室2部屋、廊下などの1階部分が埋め尽くされており、2階もK様の寝室以外は半分ほどゴミが溜まり始めていました。おそらく4年分程度のゴミの溜まり具合と見受けられ、スタッフ10名で一日仕事になる見積もりとなりました。設備についてはキッチン近くまでゴミが積み上がっているため除去しないとわからない部分もありましたが、ゴミがないバスルームはガスも水も使えるため、人が住めないほど致命的なダメージはないのではという見立てとなりました。

必要書類や貴重品類の所在を確認

駅近の物件で立地がよく、ゴミ除去後にハウスクリーニングや修繕を行えば入居者は探せるだろうということで、当社で買取前提でゴミの除去から進めることになりました。K様は病院に入院中のため最低限の荷物しかもっていませんでしたが、車の鍵、PC、スマホ、身分証やカード類などは全て揃っている状況でした。売却に必要な建築確認済証等の書類は自宅のどこにあるかわからないということでしたが、万一見つからなかった場合にも自治体の窓口で申請すれば代わりの書類を発行してもらえる旨を案内しました。

打ち合わせから二日後にゴミ除去作業を実施

現地視察から二日後に当社のパートナー事業者によりゴミ屋敷の清掃を実施。ゴミ以外の電化製品、家具類も基本的には全部廃棄で良いということだったので、貴重品の選別だけ注意しながら作業を進めました。建築確認済証等の必要書類は2階のタンスから無事発見。また、ご両親の遺品が出てきたため、どうするか確認したところすぐに判断できないということだったので、一時的に近隣のトランクルームを契約することを提案し、そこに保管することになりました。

ゴミの除去後予定通り買取成約

ゴミの除去後、害虫・害獣除去、ハウスクリーニング、設備点検を行ったところ、床と壁紙の交換をすれば新規の入居者を迎えられる状況と判断し、当社の買取金額からこれまで発生した費用を差し引いた金額での成約となりました。K様は来週退院となるため、しばらくは都内でホテル暮らしをしながら物件を探されるそうです。