#東京都東京都稲城市のA様から不整形地を売却したいとご相談いただきました。A様は税理士による想定整形地の取り間違いにより過大な相続税を支払ってしまい、税理士を相手取った裁判中でしたが、当社で無事買い取り致しました。不整形地、しかも係争中ということで一見リスクがあるように感じますが、どのように成約まで辿り着いたのか経緯を紹介します。
ご相談内容
不動産鑑定にかけたら想定整形地の取り間違いが判明
A様はお父様から実家の建っている不整形地を相続しました。A様のお父様は生前懇意にしている税理士に個人の土地の税務を任せていました。この税理士の専門は企業会計であり、不動産の専門性はそれほど高くありませんでしたが、懇意の父からの依頼ということで受けていたということです。
A様は相続から10年後、実家の建っている不整形地を売却しようと考えました。そこで、不動産鑑定士に鑑定を依頼したところ、「想定整形地の取り方が間違っているのでは」と指摘されたということです。
そこでA様が事実確認のため税務署に土地の個別評価を申請したところ、不動産鑑定士の言うことが正しいと回答されました。正しい想定整形地で計算したところ、A様が支払った相続税が過大だったと判明。A様が税理士にクレームを言ったところ、謝罪は受けたものの納付した税金の返金は更正請求期限の6年を既に経過していたため不可能であると回答されました。
A様は税理士に対してなんらかの補償を求めて交渉しましたが決裂。現在税理士を相手取り裁判を起こしています。そんな中での売却ということで、係争中の土地でも買い取ることができるのかということでご相談いただきました。
ご提案および対応
速やかに図面と現地の状況を確認
A様からお電話でお話を伺った後、図面等のデータをお送りいただきました。それを元に翌日に現場を訪問。確かにかなり特殊な形状の不整形地であり、専門家でないと想定整形地の取り方を間違えやすい土地でした。しかし、土地やその上に立っている住宅自体の買取に特段問題は見受けられません。
裁判中であっても買取に問題はないことを説明
現在A様と税理士は想定整形値の取り間違いによる過大な納税に対する補償をめぐって係争中です。
しかし、既に税務署から正しい想定整形地の確認が取れている等、土地自体に現在進行形で問題が発生しているわけではありません。あくまでA様と税理士の間の金銭的な係争であるため、総合的に考えて当社による買い取りが可能であるとご回答いたしました。
当社で残置物処分も行い、ご相談から半月でスピード買取を実現
A様から当社に売却するとご回答いただき、さらに建物内の残置物処理を行いたいからちょっと待ってほしいとご相談されました。
不用品処分やハウスクリーニングが必要であれば、当社でまとめてお受けできる旨を伝えたところご依頼をいただきました。最初にお問合せいただいてから1週間で成約、次の1週間で住居をきれいにし、半月以内には買い取りまで完了しました。
0120-89-0306
お客様の声
税理士とのトラブルで実家という思い出の場所に傷がついてしまったと感じていました。
元々売却するつもりではありましたが、今回は間違いが起こらないようにこうした不整形地の扱いに長けた買取業者を探していたところ、なんでも不動産買取を見つけご連絡しました。知識がしっかりしており説明も丁寧だったので任せることに決め、その後しばらく誰も住んでいなかった屋内のクリーニングまでしていただいて満足です。まだ税理士との裁判は続きますが、精神的に一区切りつきました。
担当者のコメント
不整形地とその上に立つ物件の買い取り案件として見れば、当社としては実績が豊富なカテゴリーでしたので、特段問題ありませんでした。
ただ、税理士との間で裁判になっており、安心して任せられる業者か、後でトラブルが起こらないかということを非常に気にしておられました。そのため、丁寧な説明を心がけ疑問を全て解消いただいた上で、当社をお選びいただくかご判断をいただくようにしました。
こういった係争中の土地であっても内容によっては買い取れることが多いので、「状況がクリアにならないうちには売れないのでは」とお悩みの方もお気軽にお問い合わせいただければと思います。