再建築不可
2024.05.11
東京都北区 再建築不可のリフォームできない物件を売却したい
東京都北区にお住まいのB様から「再建築不可物件を売却したい」とお問合せいただきました。今回のように相続した物件に違法増改築が繰り返されていたためリフォームできないというお悩みは非常に多くご相談いただきます。どのような状態の再建築不可物件で、当社がどのように買取に至ったのか、流れをご紹介いたします。
ご相談内容
増改築を繰り返され再建築不可物件となっていたことが発覚
B様は親から相続した実家に奥様と2人の子供とお住まいです。実家は築60年の一戸建て。亡くなったお父様は生前DIYが趣味で、家のさまざまなリフォームを自前で行なっていたといいます。アウトドアも好きだったようで、テラスやウッドデッキではバーベキューも家族で楽しんで、思い出に残っているということでした。
相続して2年後に、奥様が2人目の子供を授かり、家の大幅な間取り変更を考えるようになりました。そこで、近所のリフォーム会社に相談したところ「無許可でのリフォームが家全体に行われており再建築不可物件となっているので、当社ではリフォームできない」と回答されてしまいました。再建築不可物件について知らなかったB様は他のリフォーム会社や行政にも問い合わせましたが、再建築不可物件であることは間違いなくこのままでは間取り変更のような大きなリフォームはできないという結論は変わりません。リフォームができないのであれば売却をしたいということで、当社にご相談いただきました。
ご提案および対応
速やかに現場にむかい家の状況を目視確認
お電話でご連絡をいただいた翌日午前にB様宅に向かい状況を確認しました。1階部分のテラスとウッドデッキ部分、庭の物置、3階部分全体が、申請なしで行った主要な自前での増築となっており、明らかに違法建築物のため再建築不可物件でした。 3階部分の増築により建ぺい率や斜線制限にも引っかかっていましたが、これまで近隣から指摘されたこともなく気づかなかったそうです。
リフォーム可能にするには違法建築部分を撤去することがあると説明
違法建築物とはいえB様としてはかなり気に入っており思い出も多い実家のため、できれば売らずに済ませたいという思いは強いようでした。そのため、違法建築部分を全部撤去して役所に申請してある図面通りに戻せばリフォームはできるようになると説明。しかし、違法増築した3階部分は現在仕事部屋として使っており、撤去が難しいということでした。
市場価格の60%で買取成約
当社としては買取は可能だが、建物自体が老朽化しているのでこのまま市場に出しても売却は難しく安全性のリスクがあること。 かなり深いところにまで違法リフォームが進んでおり、自社で撤去するのにもコストがかかることを説明し、市場価格の6割での提案となりました。少し悩んでおられましたが、これまで問い合わせた仲介不動産会社だとさらに4割や5割と言われたということで、最終的に当社にお任せいただけることになりました。
打ち合わせから2ヶ月後に引き渡し
新しい家探しやお子様の学校関係の手続きが終わるのを待ち、打ち合わせから2ヶ月後に当社での買取が完了し引き渡しとなりました。 新居に関しては当社が販売している新築住宅に決めていただき、買取金額を購入費用に充てていただきました。
お客様の声
実家にずっと住み続けたいと思っていたので、再建築不可物件だと知った時にはショックが大きかったです。ただ、子供が生まれたので間取りを変えたかったのと設備にもガタが来ており、リフォームなしで住むのはやはり厳しいと判断し、なんでも不動産買取にお任せすることにしました。営業担当の方は非常に丁寧にご説明いただき、価格に関しても納得できました。また、新築物件の販売も別事業部でおこなっているということだったので、他社物件と合わせて何件か内見させていただき、売却金額を購入費用に充てられるメリットもあったので、気に入った武蔵野市の物件に決めました。無事売却から購入までワンストップで任せられてよかったです。
担当者のコメント
お父様がかなりのDIY上手な方だったようで、違法増築部分に関してしっかりした建て付けになっていたのが印象的でした。とはいえ、再建築不可物件であることは間違いないため、違法建築部分を撤去するかこのまま売るかの選択肢についてしっかりご説明させていただきました。また、売却後の新居に関しても当社でお手伝いさせていただき、無事決まった時のお喜びの様子が印象的でした。