
共有持分
2024.09.08
共有持分贈与の基礎知識から手続き、税金まで分かりやすく解説!
共有持分の売却は、複雑な権利関係や共有者とのトラブルなど、多くの悩みがつきものです。売却できずに困っている方、また少しでも高く売りたい方必見です。この記事では共有持分売却に関する不安を解消し、スムーズな売却を実現するための道筋をご紹介します。
共有持分売却とは

共有持分売却とは、不動産を複数人で共有している場合に、自分の持分を売却することを指します。例えば、相続によって兄弟姉妹で家を共有することになったり、投資目的で複数人で土地を購入した場合などが該当します。共有持分を売却することで、共有状態を解消し、現金化することが可能です。
共有持分売却の基礎知識
不動産の所有権は、登記簿に記載されていることで法的に認められます。共有の場合、それぞれの持分比率が登記簿に記載されます。例えば、兄弟2人で1/2ずつ、あるいは3人で1/3ずつといった具合です。この持分を売却するのが共有持分売却です。共有持分は、所有権の一部であるため、単独で売却・賃貸・改築などを行うには、他の共有者の同意が必要となる場合が多いです。共有持分の売却には、共有者全員の同意を得て売却する方法と、共有者の同意が得られない場合に第三者に売却する方法があります。
共有には、大きく分けて「共同所有」と「区分所有」の2種類があります。共同所有とは、土地や建物を共有者が共同で所有する形態で、持分は登記簿に記載されますが、具体的な使用範囲は定められていません。区分所有とは、マンションのように、建物の一部分を専有し、共有部分を共同で所有する形態です。共有持分売却は、主に共同所有の場合に用いられる用語です。区分所有の場合、それぞれの専有部分に所有権があり、共有持分売却とは異なります。ただし、区分所有マンションの共有部分については、共同所有と同様の考え方になります。
共有持分売却のメリット・デメリット
共有持分売却には、メリットとデメリットがあります。売却を検討する際には、両方を理解した上で判断することが重要です。
メリット | デメリット |
---|---|
共有状態を解消できる | 価格がつかない、安く買い叩かれる場合がある |
共有者とのトラブルを回避できる可能性がある | 売却手続きが複雑な場合がある |
共有持分売却のメリットは、共有状態を解消し、自分の持分を現金化できることです。共有者との関係が悪化している場合などは、売却によってトラブルを回避できる可能性もあります。デメリットとしては、共有者の同意が必要な場合があり、同意が得られない場合は売却が難しくなることです。また、共有持分は市場価値が低くなる傾向があり、価格がつかない、あるいは安く買い叩かれる可能性もあります。さらに、権利関係が複雑な場合、売却手続きが煩雑になることもあります。
共有持分売却でよくある悩み

共有持分を売却しようと考えた時、様々な悩みが生じるケースがあります。共有持分売却における代表的な悩みを理解することで、事前に対策を検討し、スムーズな売却を実現できる可能性が高まります。
共有者とのトラブル
共有持分売却において最も大きなハードルとなるのが、共有者とのトラブルです。共有者全員の同意が得られない場合や、共有者と連絡が取れない場合など、様々なケースが考えられます。
・共有者全員の同意が必要?
共有持分を売却するには、原則として共有者全員の同意が必要です。民法では、共有物の変更には共有者全員の同意が必要と規定されています(民法第251条)。仮に共有者の一人が勝手に共有持分を売却した場合、その売却は無効となる可能性があります。ただし、共有物分割請求訴訟を起こすことで、裁判所の判断によって共有持分を売却できる場合があります。
・共有者と連絡が取れない場合は?
共有者と連絡が取れない場合、売却手続きを進めることが困難になります。共有者の所在が不明な場合は、裁判所に対して不在者財産管理人選任の申立てを行い、財産管理人を通じて売却手続きを進める必要があります。また、共有者が行方不明の場合も、同様に裁判所の手続きが必要になります。これらの手続きには時間と費用がかかるため、事前の準備が重要です。
価格がつかない、安く買い叩かれる
共有持分は、単独所有の不動産に比べて市場価値が低くなる傾向があります。これは、共有持分には共有者間の合意形成や利用制限などの制約があるため、買い手にとってリスクが高いと判断されるためです。そのため、価格がつかない、あるいは安く買い叩かれるといった悩みが生じることがあります。
ケース | 説明 |
---|---|
共有持分の割合が少ない | 共有持分の割合が少ないほど、買い手にとって利用価値が低いため、価格が下がる傾向があります。 |
共有者間の関係が悪い | 共有者間の関係が悪い場合、将来的なトラブル発生のリスクが高いため、買い手は敬遠する傾向があります。 |
物件の状態が悪い | 物件の状態が悪い場合、修繕費用などが負担となるため、価格が下がる傾向があります。 |
これらの要因によって、共有持分の売却価格は、単独所有の不動産に比べて3割から7割程度下がると言われています。そのため、共有持分を売却する際は、市場価値をしっかりと把握し、適正価格での売却を目指すことが重要です。
複雑な権利関係
共有持分には、相続や抵当権設定など、複雑な権利関係が絡んでいるケースがあります。これらの権利関係を適切に処理しなければ、スムーズな売却は難しくなります。
・共有持分の相続が発生した場合
共有者の相続が発生した場合、相続人全員の同意を得なければ共有持分を売却することができません。相続人が多数いる場合や、相続人間で意見が対立している場合は、手続きが複雑化し、売却に時間がかかる可能性があります。また、相続登記が完了していない場合は、事前に相続登記を行う必要があります。
・共有持分が抵当権設定されている場合
共有持分に抵当権が設定されている場合、抵当権者の同意を得なければ売却することができません。抵当権が設定されている共有持分を売却するには、売却代金で抵当権を抹消するか、抵当権者の同意を得て抵当権を移転する必要があります。これらの手続きには、金融機関との交渉が必要となるため、専門家のサポートを受けることが重要です。
共有持分をスムーズに売却するコツ

共有持分を贈与した場合、贈与を受けた側には贈与税がかかります。この章では、共有持分贈与における贈与税の計算方法、軽減措置、注意点などについて詳しく解説します。共有持分の売却は、通常の不動産売却よりも複雑なプロセスを伴うことが多く、スムーズに進めるためには事前の準備と戦略が重要です。共有者との関係、価格交渉、売却活動など、様々な局面で適切な対応をすることで、売却を成功に導くことができます。
不動産会社選びのポイント
共有持分売却を成功させるためには、適切な不動産会社選びが不可欠です。共有持分売却に精通した経験豊富な専門家を選ぶことで、スムーズな売却プロセスを実現できます。
・共有持分売却に強い不動産会社を見つける
共有持分売却は、通常の不動産売却とは異なる専門知識と経験が必要です。共有持分売却の実績が豊富な不動産会社を選ぶことで、複雑な権利関係や共有者との交渉など、特有の課題に適切に対応してもらうことができます。実績の有無を確認する方法として、過去の事例やお客様の声などを参考にすると良いでしょう。また、共有持分売却に特化したウェブサイトや相談窓口を設けている不動産会社も信頼できます。
・複数の不動産会社に相談するメリット
複数の不動産会社に相談することで、より有利な条件で売却できる可能性が高まります。各社から提示される査定価格や売却戦略を比較検討することで、市場における適正価格を把握し、最適な売却方法を選択できます。また、複数の不動産会社と接することで、それぞれの得意分野や対応力なども見極めることができ、より信頼できるパートナー選びにつながります。
共有者との合意形成
共有持分の売却には、共有者全員の同意が必要となるケースがあります。共有者との良好なコミュニケーションを図り、合意形成を目指すことがスムーズな売却の鍵となります。売却の目的や理由、売却価格、売却後の手続きなど、共有者が抱える疑問や不安を解消できるよう、事前に資料を準備し、分かりやすく説明しましょう。また、共有者の意見や要望にも耳を傾け、双方が納得できる解決策を探ることが大切です。売却によるメリットを明確に示すことで、共有者の同意を得やすくなります。
適正価格での売却を実現するために
共有持分を適正価格で売却するためには、市場の動向や物件の特性を正確に把握する必要があります。専門家のアドバイスを参考にしながら、戦略的な価格設定を行いましょう。
・査定価格の根拠を理解する
不動産会社から提示された査定価格の根拠を理解することは、適正な売却価格を判断するために不可欠です。査定額は、周辺の取引事例や物件の状態、市場の動向などを考慮して算出されます。査定書には、これらの要素がどのように評価に反映されているかが記載されているため、内容をよく確認し、疑問点があれば質問しましょう。複数の不動産会社から査定を受けることで、より客観的な価格を把握できます。
・売却時期を見極める
共有持分の売却は、時期によって価格が変動することがあります。市場の動向や周辺の開発計画、季節要因など、様々な要素が価格に影響を与えるため、売却時期を慎重に見極めることが重要です。不動産会社のアドバイスを参考にしながら、最適な売却時期を判断しましょう。一般的に、需要が高まる時期は価格も上昇する傾向があるため、市場の動向を常に把握しておくことが大切です。
まとめ

この記事では共有持分の売却が共有者との関係や複雑な権利関係など、状況によっては多くの課題を伴うリスクがあることをご紹介しました。共有持分売却に精通した不動産会社に相談し、適切なアドバイスを受けることで、スムーズな売却を実現できる可能性が高まります。なんでも不動産買取は共有持分の物件の売却について豊富な実績があります。お客様一人ひとりの状況に合わせた最適な売却プランをご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。